オートオークションについてまず、オートオークションを仕入先としてみた場合、中古車販売店は、出品車両をセリ落として買い付けます。セリ落とされた車両は、程度のよいものなら現状で、修復を要するものは手直しを施した後に販売されます。販売価格には維持管理費や人件費等の諸経費に儲けが加えられ設定されています。 逆に、オートオークションを売却先としてみた場合、ディーラーや買取り店は出品する車両を査定額より高く売ることで利益を得ます。つまり、ディーラーでの下取りにしろ、買取り専門店での買取りにしろ、オートオークションでの流通価格より安い値段で査定し引き取っているわけです。 ただし、不人気車種や在庫処分買い手のつかない車両で換金を目的とする場合は、下取り額、買取り額を下回ってでも売ります。この場合、売り尽くすことができればまだしも、実際には、セリの場でまったく見向きもされず流札となる車両も数多くあるのが現状です。 こうした状況から、人気のない車両、走行距離の多い車両、年式の古い車両、修復歴のある車両等は査定額が相当低くなってしまうのです。要するに、オートオークションでは、”いい車”(人気車種・程度良好)ならディーラーや買取り店の査定額よりも高額で売却でき、中古車販売店での販売価格より安く購入できるのです。
残念ながら、オートオークションは会員制のため、一般の方は出入りすることも、セリに参加することもできません。オークション代行とは、一般の"お客様に代わって、購入時は業者の仕入れ値で車両を買い付け、売却時は査定額よりも高く売却しましょう。というものです。 落札価格は、出品車両の最低希望価格を超えたセリの最終価格となります。要するに、一番高い値を付けた人の金額が、セリに車を出した人が欲しがる最低額を超えていれば落札となるわけです。因みに、1台あたりのセリ時間は10〜25秒程度です。したがって、セリの最中にお客様と確認を取り合う時間はないため、事前の入札限度額の設定が落札を大きく左右します。 オークション会場では、プロの査定士が出品車両を厳しく審査しますので、出品車両の質は"評価点"で見極められるようになっています。そのため、程度状態の情報は信頼度と透明性が高く、評価点が高いほど程度良好といえます。したがって、オークションの流通相場より著しく低い額面で小売されている車両は、何かありと見るのが妥当です。とりわけ、車種や年式の意図的な操作は難しいため、走行距離と修復歴の詐称が懸念されます。(そのように偽って販売した場合詐欺罪となり、もちろんそのような業者はオークション会場に出入り出来ません。)実際、残念ながら、走行距離と修復歴を詐称して販売した中古車販売店の摘発が、いまだにあとを絶ちません。 |